なんで体操にルールがあるの?誰がルールを決めたの?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
もしかしたらはじめはルールなんてなかったのかもしれません。
それでも今は採点規則に載っているように、細かいルールがたくさんあります。細かすぎて覚えられないくらいです。
体操という競技ができ、みんなに親しまれるようになる歴史の中で、だんだんと作られてきたルール。毎年毎年変わっているルール。
じゃあそもそもルールは何のためにあるのだろう?
今日はそんなことを考えていきます。
どの大会に行っても同じ基準で評価できるようにするため
大会ごとに評価の仕方が違ってしまうと、何を目指して練習すればいいか分からなくなりますね。
そんなことがおこらないように、地域の大会、国の大会、国際大会すべてにおいて評価の方法は同じになっています。
それぞれの大会の特別ルールはありますが、基本的にどのような演技が良い評価されるかは同じはずです。
ルール内での自分の理想の演技を追及してほしいです。
最上位の選手を見極められるようにするため
大会で目指すものはもちろん優勝です!
「誰が一番素晴らしい演技をすることが出来るか」それを大会で決めます。
ルールはそのためにありますね。
わずかな差の争いをする上位の選手たちをできるだけ正しく評価できるよう、より細かな減点や加点が作られてきました。0.1や0.2といった小さな減点でも順位は大きく変わります。
良い選手をしっかり評価できるようになっているので、選手は安心して自分の演技をやりきってほしいです。
選手とコーチの練習の目標を定めるため。情報提供するため。
選手やコーチもルールを知っておかなくてはなりません。
技の難度やスコアの出し方だけでなく、大会での行動、器具の扱い方などもルールとして定められています。
演技構成の注意点や技の理想像なども記されているので、練習のときに参考にするといいでしょう。良い演技が分かると、目標が定まりやすくなります。
ルールは日本体操協会によって公表されているので、コーチはしっかり目を通し、選手に伝えるようにしてください。
まとめ
ルールは良い選手を正しく評価するためにあると分かりました。
どのような体操が良いとされるのか、ルールをじっくり読むと見えてくるかもしれません。
毎年変わるルールですが、変わらない根幹もきっとあるはずです。
是非一度ルールをじっくり読み、「どうしてこんなルールができたんだろう?」とあれこれ考えて見てください。
きっと楽しいです。おすすめです。
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