平均台のメインとなる減点です。
どの種目にも共通の減点に加えて、平均台だけにある特別な減点です。「平均台ではこういう事が求められているよ!」ってことですね^^
平均台特有の減点は3つの種類に分かれます。
- リズムの不良
- 過度な準備動作
- 平均を保つ余分な動き
リズム不良
一つ目は、組み合わせのリズムです。「リズムはさ、芸術性の部分でも減点されるじゃん!」と思った人は鋭いです。芸術性の部分では動きと技のつなぎ、動きと動きのリズムを見ています。
一方こちらの減点では、技と技を組み合わせを見ています。
組み合わせでのリズム不良(技) | 0.1 |
「組み合わせは取れるけど、なんか体がぶれて、無理やりつなげているなあ。」「100%スムーズにはつながってないよな。」「なんかリズムが悪かったよな?」こんな時は0.1の減点が発生します。
きれいに組み合わせができた時との区別ですね。
過度な準備動作
過度の準備動作と言えるものが3種類あります。
調整 | 0.1 |
ダンス系の技の前の大きな腕の振り | 0.1 |
停止(2秒で適用) | 0.1 |
調整は、例えばこんな動作です。バク転や側宙に行く前に一歩踏み出すよ。「なんかこれ動きじゃないよなあ」と思っちゃうような長い準備動作が続く。後ろを確認するために、つま先で台の端っこをちょんちょんする。
「演技としてかっこ悪いよね」と思える動作が、調整になります。
ダンス系の腕の振りが大きすぎるのも0.1の減点です。
単純にカッコ悪いからですね。
停止は、基本技に行く前のとどまりです。例えば、バク転や宙返り系の技に行く前の長い停止。演技全体のリズム、テンポが悪くなるのでよくないです。
止まっちゃうってことは、集中しなきゃいけない。集中しなきゃいけないってことは、まだまだ自信がない。自信がつくように、もっと練習しようねということですね。
平均を保つ余分な動き
3つ目は技がまっすぐできず、ふらついてしまう時の減点です。
台の側面を足で支える | 0.3 | |
平均台をつかむ | 0.5 | |
ふらつき | 0.1 0.3 0.5 |
大きいふらつきは0.5、中くらいのふらつきは0.3、小さいふらつきが0.1の減点です。
具体的に言うと、決定的に台をつかむと0.5、足で平均台を横からを支えると0.3。これは決められています。あとは、正常の着地姿勢から、どれだけ肩や頭、足が動いたか。それでふらつきの大きさを判断します。
ふらつきの減点は最大0.5だけど、めちゃくちゃ動いたら、もうちょっと減点しようかなって思います。技が不正確、高さが低い、姿勢が悪いなど、技の実施にそもそも問題があるわけですから。ふらつきじゃなくて、技の実施に対して減点しなきゃですよね。
一番大きいのは落下の1.0の減点なので、それだけは避けたい。
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